PDFをEPUBに変換:レイアウトが崩れるとき
PDFがEPUBになると本文がどうなるか、スキャンPDFが検索できない理由、PDFのまま残すべきとき。
PDFは固定ページです。EPUBは画面に合わせて折り返します。一方を他方にするのは、名前の変更ではありません。変換では、本文をどの順で読むかを推測しなければなりません。推測が当たれば、スマホでの読書はずっと楽になります。外れると、段組、脚注、ヘッダーがひとつの流れに潰れます。
どのPDFを変換する価値があるか
すでにテキストレイヤーがあるPDFを変換してください。Word、レイアウトアプリ、ブラウザから書き出したもので、本文を選択してコピーできるものです。EPUBにすると、リーダーで文字サイズを大きくできます。スマホで長く読むときに、それが必要です。
ページそのものが重要なときは、PDFのままにしてください。ページ番号のある論文、契約書、スライドの書き出し、画集です。KindleはそうしたPDFを直接開けます。1ページを、流れる段落にはしません。
PDF変換を使います。出力先がまだ決まっていないときは、電子書籍変換でEPUB、AZW3、MOBIを選べます。この3つの違いは EPUBとMOBIとAZW3の違いにあります。
たいてい何が失われるか
- 段組。 論文や雑誌は2段であることが多いです。変換は左の段を先に読み終えることも、見た目の位置で行を交互に拾うこともあります。脚注は本文の中に入ります。
- ヘッダー、フッター、ページ番号。 PDFではページごとに繰り返されます。EPUBでは、画面ごとに不要な行として出るか、落とされることがあります。
- 正確な改行。 EPUBは画面幅で折り返します。PDFページの行末ハイフネーションは残りません。
- 複雑な表と数式。 単純な表は残ることがあります。入れ子の表、数式の画像、回り込みの図は、位置がずれやすいです。
小説、1段組のマニュアル、見出しと散文が中心の本は、変換する価値があります。デザインそのものが内容なら、変換しないでください。
スキャンはなぜ別の問題か
スキャナやスマホのカメラから作ったPDFは、たいてい1ページが1枚の画像です。形式の変換では、画像の中の言葉は読めません。EPUBも画像の並びのままです。検索はできず、本当の文字サイズもなく、ファイルは大きくなりがちです。
電子書籍にする前に、そのファイルにはOCRが必要です。この変換は、画像の中の文字を認識しません。元がWordなら、DOCXを変換してください。先にPDFとして保存しないでください。WordとTXTをEPUBにを参照してください。
結果をKindleへはどう送るか
Kindleでページをめくるだけなら、変換せずPDFを送ってください。
文字を大きくし、折り返して読みたいなら、EPUBに変換してSend to Kindleを使うか、AZW3に変換してUSBでコピーします。この2つの経路は Kindleに送る形式で説明しています。大きいファイルは、ダウンロードの準備ができるまでページを開いたままにしてください。上限は50MBです。DRMでロックされたPDFも変換できません。
端末がとても古いKindleで、EPUBを使いたくない場合は PDFをMOBIに変換を見てください。すでにリフローするEPUBを固定ページに固める場合は EPUBをPDFに変換を見てください。
よくある質問
PDFをEPUBにするとレイアウトが崩れるのはなぜですか?
PDFは文字をページ上の位置に固定します。EPUBは読み順を推測し、画面に合わせて折り返す必要があります。段組、脚注、ヘッダー、テキストボックスは、誤った場所に入ったり、本文にくっついたりすることが多いです。
スキャンしたPDFを、検索できるEPUBにできますか?
形式の変換だけではできません。スキャンしたページは画像です。EPUBも画像のままで、文字の選択も検索もできません。先にOCRが必要で、認識したテキストから電子書籍を作ります。
Kindleで読む前に、PDFを変換しなければなりませんか?
いいえ。KindleはPDFを直接開けます。ただしページは折り返さないので、文字は小さいままです。画面に合わせて文字サイズを変えたいときだけ、EPUBかAZW3に変換してください。
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